黄熱病ワクチン
黄熱病とは
黄熱は蚊によって媒介されるウイルス性の感染症で、潜伏期は3〜6日です。インフルエンザ様の症状に続いて急激な発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、嘔気嘔吐が出現します。一時的に症状が軽快した後に15%の症例で、黄疸、出血症状、ショック、多臓器不全などの重篤な症状を来たします。致死率は5〜10%ですが、肝腎不全を来たした重特例では20〜50%といわれています。また、流行時や免疫をもたない旅行者などでは、60%以上に達するという報告もあります。 アフリカや南米の熱帯地域に行く人は接種が必要です。黄熱ワクチンの接種済み証明書を入国時に要求する国や帰国時の乗り換えの時に要求する国もありますので、必要な国では接種しないと入国が拒否されます。ワクチンは1回の接種で10年間有効です。接種済み証明書は接種後10日目から有効になります。 接種は検疫所でしか受けられません。直接予約を取ってください。検疫所の予約は取りづらいので、時間の余裕があるうちに接種を受けてください。
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